美容室の接客英語フレーズ集|場面別の言い回し
美容室で使える接客英語フレーズ集|受付から会計までの言い回し

美容室で使える接客英語フレーズ集|受付から会計までの言い回し

更新日:2026年7月27日

外国人のお客様が来店したとき、英語が得意なスタッフがいないからと断ってしまうのは、もったいない機会損失です。美容室の接客英語は、日常英会話より簡単です。使う場面が「受付→カウンセリング→施術→会計」と決まっているため、短い定型句を覚えるだけで一連の流れを回せます。この記事では、場面別のフレーズと美容用語の言い換え、聞き取れなかったときの対処、現場への落とし込み方まで紹介します。

【大事なこと】
  • 美容室の接客英語は場面が決まっているため、短い定型句の暗記で十分回せます。
  • 完璧な文法より「笑顔+単語+ジェスチャー」のほうが伝わります。
  • 「すく」「そろえる」などの美容用語は簡単な英語に言い換えられます。
  • 聞き取れないときの返しフレーズと翻訳ツールの併用で会話は成立します。
  • フレーズ集は印刷して各セット面に置き、店の共有財産にします。

方針:完璧な英語より「短い定型句」で回す

最初にお伝えしたいのは、流暢である必要はまったくないということです。海外から来たお客様も、日本の美容室で完璧な英語対応を期待してはいません。求めているのは「自分の希望が伝わって、仕上がりに満足できること」です。

そのために有効なのが、場面ごとの短い定型句です。文章を組み立てようとせず、「Would you like〜?(〜はいかがですか)」「Is this OK?(これで大丈夫ですか)」の2つの型に単語を入れ替えるだけで、接客の大半はカバーできます。加えて、鏡越しに長さを指で示す、カタログの写真を指差すといったジェスチャーを堂々と使いましょう。以降の章では、実際の流れに沿ってフレーズを紹介します。カタカナの読みはあくまで目安として添えています。

【要点まとめ】
  • 流暢さは不要で、希望が伝わり満足してもらえることがゴールです。
  • 「Would you like〜?」「Is this OK?」の2つの型で大半をカバーできます。
  • ジェスチャーや写真の指差しは立派なコミュニケーション手段です。

予約・受付のフレーズ

来店の入り口で使う表現です。まず、予約の有無の確認から。「Do you have an appointment?(ドゥー ユー ハブ アン アポイントメント/ご予約はありますか)」。予約なしの来店なら「We can take you now.(今ご案内できます)」、満席なら「I’m sorry, we’re fully booked today.(あいにく本日は予約でいっぱいです)」と伝え、「How about tomorrow at 2?(明日の14時はいかがですか)」と代案を出せれば十分です。

案内では「This way, please.(こちらへどうぞ)」「Please have a seat.(おかけください)」。荷物は「May I take your coat?(コートをお預かりしましょうか)」。飲み物を出す店なら「Would you like some tea or coffee?」が使えます。メニューと料金は言葉で説明するより、英語表記のメニュー表を1枚用意して「Here’s our menu.(メニューです)」と手渡すほうが確実で、後の会計トラブルも防げます。

【要点まとめ】
  • 受付は予約確認・案内・お預かりの3フレーズで回ります。
  • 満席時は謝罪+代案の提示までできると印象が良くなります。
  • 英語表記のメニュー表を1枚用意すると説明も会計も確実になります。

カウンセリングのフレーズ|美容用語の言い換えがカギ

もっとも重要な場面です。ここでの確認不足は仕上がりの不満に直結するため、フレーズ+写真確認の二段構えでいきます。

希望を聞く定番は「How would you like your hair?(ハウ ウッド ユー ライク ユア ヘア/どんな髪型にしますか)」。長さの確認は「How much would you like to cut?(どのくらい切りますか)」と聞き、指で長さを示しながら「About this much?(このくらいですか)」と返します。日本語の美容用語は、次のように簡単な英語に置き換えられます。「すく」は thin out(シン アウト)、「そろえる・整える」は trim(トリム)、「前髪」は bangs(バングス)、「分け目」は part(パート)、「染みる」は Does it sting?(染みますか)。

そして最後に必ず、スタイル写真を見せて「Like this?(こんな感じですか)」と視覚で合意を取ります。言葉の行き違いがあっても、写真の合意があれば大きな失敗は防げます。

【要点まとめ】
  • 希望確認は「How would you like your hair?」が万能の入り口です。
  • すく=thin out、そろえる=trim、前髪=bangs と言い換えます。
  • 最後は必ず写真で「Like this?」と視覚の合意を取ります。

シャンプー・施術中のフレーズ

施術が始まったら、確認と気遣いの言葉を要所で挟みます。シャンプー台への誘導は「Please come this way for a shampoo.」、椅子を倒すときは「I’m going to lean you back.(背もたれを倒しますね)」。お湯の温度は「Is the water temperature OK?(お湯加減はいかがですか)」、力加減は「Is the pressure OK?(力加減は大丈夫ですか)」。かゆいところの定番は「Is there anywhere itchy?(かゆいところはありませんか)」です。

カラーやパーマの放置時間は「Please wait about 20 minutes.(20分ほどお待ちください)」、薬剤の刺激は「Please tell me if it stings.(染みたら教えてください)」。仕上げでは「How is it?(いかがですか)」「Would you like it shorter?(もう少し切りますか)」で微調整の希望を拾います。どのフレーズも中学英語の範囲ですが、施術の節目で声をかけること自体が「気にかけてもらえている」という安心感につながります。

【要点まとめ】
  • 温度・力加減・かゆみの3確認はシャンプーの定番フレーズです。
  • 放置時間と「染みたら教えてください」はカラー施術の必須表現です。
  • 節目ごとの声かけ自体が安心感と満足度につながります。

会計・次回案内のフレーズ

締めくくりの場面です。金額は「That will be 8,000 yen.(8,000円です)」。日本語の数字は聞き取りづらいため、レジやメモの数字を見せながら伝えると確実です。支払い方法は「Cash or card?(現金ですか、カードですか)」で十分通じます。

お見送りは「Thank you for coming. Have a nice day!(ご来店ありがとうございました)」。旅行者でなく在住の方なら、「We’d love to see you again.(またのご来店をお待ちしています)」に加えて、名刺やショップカードのQRコードを渡しながら「You can book online here.(ここからオンラインで予約できます)」と案内できると、次回につながります。言葉での予約のやり取りが不安なお客様ほど、24時間受付のネット予約は喜ばれる導線です。ビューティーメリットのような自社予約の仕組みや「Google で予約」を整えておけば、英語の電話対応なしで再来店を受け付けられます。

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【要点まとめ】
  • 金額は数字を見せながら伝えると聞き間違いを防げます。
  • 在住のお客様にはQRコード+「You can book online here.」で次回へつなぎます。
  • ネット予約を整えれば英語の電話対応なしで再来店を受けられます。

聞き取れなかったときの対応と補助ツール

フレーズを覚えても、相手の英語が聞き取れない場面は必ずあります。そこで慌てないための「守りのフレーズ」も用意しておきましょう。

「Could you say that again, please?(もう一度お願いします)」「Could you speak more slowly?(ゆっくり話していただけますか)」。それでも難しければ、正直に「Just a moment, please.(少々お待ちください)」と言って翻訳アプリを開けば大丈夫です。スマホの翻訳アプリを介した会話は、いまや外国人のお客様にとっても日常で、失礼にはあたりません。よく使う確認事項(アレルギーの有無、仕上がりの希望など)をあらかじめ英訳した指差しシートを用意しておくと、会話のハードルはさらに下がります。翻訳アプリの選び方や多言語対応の体制づくりは、関連記事で詳しく紹介しています。

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【要点まとめ】
  • 聞き返し・ゆっくり依頼・少々お待ちくださいの3つが守りのフレーズです。
  • 翻訳アプリの併用は失礼ではなく、いまや標準的な接客手段です。
  • 確認事項の指差しシートを作ると会話のハードルが下がります。

まとめ

美容室の接客英語は、受付・カウンセリング・施術・会計という決まった流れの中の短い定型句を押さえれば成立します。カギはカウンセリングでの美容用語の言い換えと写真での合意、そして聞き取れないときの守りのフレーズです。この記事のフレーズを印刷して各セット面やレジに置き、朝礼で1日1フレーズ練習すれば、1か月後には店全体の対応力が変わります。外国人のお客様を「断る店」から「また来てもらえる店」へ。予約導線や多言語対応の整備とあわせて、少しずつ育てていきましょう。

FAQ

Q. 英語が話せないスタッフしかいなくても外国人のお客様に対応できますか?
A. できます。美容室の接客は場面が決まっているため、「How would you like your hair?」など短い定型句とジェスチャー、スタイル写真の指差しで大半は成立します。聞き取れないときは翻訳アプリを併用すれば問題なく、完璧な英会話力は必要ありません。
Q. 「すく」「そろえる」は英語で何と言いますか?
A. 「すく」は thin out、「そろえる・整える程度」は trim と言います。あわせて「前髪」は bangs、「分け目」は part、「染みますか」は Does it sting? を覚えておくと、カウンセリングと施術の大半をカバーできます。最後にスタイル写真で「Like this?」と視覚の合意を取ると行き違いを防げます。
Q. 外国人のお客様の会計で気をつけることはありますか?
A. 金額は口頭だけでなく、レジやメモの数字を見せながら伝えることです。日本語由来の発音の数字は聞き取りづらく、金額の行き違いは印象を大きく損ねます。支払い方法は「Cash or card?」で通じます。事前に英語表記のメニュー表で料金を示しておくと、会計時のトラブル自体を防げます。
Q. 接客英語をスタッフ教育に落とし込むには?
A. フレーズ集を印刷して各セット面・シャンプー台・レジに置き、朝礼で1日1フレーズずつ声に出して練習する方法が定着しやすいです。あわせてアレルギー確認など重要事項の指差しシートを用意すれば、新人や英語が苦手なスタッフでも当日から対応できる体制になります。

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