Appleマップにサロンを載せる|Apple Business(旧Apple Business Connect)の登録と使い方
更新日:2026年10月12日
地図アプリでのお店探しというとGoogleマップを思い浮かべがちですが、iPhoneのユーザーは標準のAppleマップやSiriからお店を探すこともあります。Appleマップに表示されるお店の情報は、Appleの無料サービス「Apple Business」から、お店自身が登録・更新できます。この記事では、2026年4月に旧Apple Business Connectが統合されたApple Businessの概要、登録の流れ、場所カードに載せたい情報、ショーケースやインサイトの使い方を解説します。
- Appleマップのお店の情報(場所カード)は、Apple Businessからお店自身が登録・管理できます。
- Apple Businessは2026年4月14日に提供が始まり、旧Apple Business Connectの機能も含めて無料で使えます。
- 登録には組織の確認と所在地の確認が必要で、Appleは確認に最大5営業日かかるとしています。
- 営業時間や電話番号、Webサイトなどの情報は、Googleビジネスプロフィールや自社サイトと内容をそろえて管理しましょう。
Appleマップの店舗情報とは|場所カードに表示される情報
Appleマップでお店を検索すると表示される情報のまとまりを「場所カード」と呼び、お店の名前や住所、営業時間、電話番号などが載っています。
Appleのサポートガイドによると、場所カードはマップだけでなく、Siri、カレンダー、メッセージなどにも表示されます。Siriでお店を調べたときや、メッセージでお店の場所を送り合ったときなどにも、この情報が表示されることになります。
場所カードの情報は、お店が何もしなくても表示されている場合があります。ただ、その情報が古いままだったり、営業時間が間違っていたりすると、せっかく見つけてもらってもお客様に迷惑をかけてしまいます。移転や営業時間の変更があったのに地図アプリの情報が更新されていない、という状態は避けたいところです。
お店自身が場所カードの情報を管理できるようにしておけば、営業時間や電話番号を正しく保ち、写真や説明文でお店の雰囲気を伝えることもできます。Googleマップの対策と同じように、Appleマップも「お店の正しい情報を届ける場所」の一つとして考えておくとよいでしょう。
あわせて読みたい:- Appleマップのお店の情報は「場所カード」として表示される
- 場所カードはマップのほか、Siri、カレンダー、メッセージなどにも表示される
- 何もしなくても表示されている場合があるが、情報が古いことがある
- お店自身で管理すれば、正しい情報と雰囲気を伝えられる
Apple Business(旧Apple Business Connect)とは|2026年4月から統合
Apple Businessは、Appleマップの場所カードの管理などができるApple公式の事業者向けサービスで、2026年4月14日から、旧Apple Business Connectを含む形で無料で提供されています。
Appleは2026年3月24日、Apple Businessを発表し、4月14日より米国と200以上の国と地域で、Apple Business Connect、Apple Business Essentials、Apple Business Managerの新規および既存のユーザーを対象に、無料のサービスとして提供を開始するとしました。以前Apple Business Connectを使っていた場合も、現在はApple Businessの中で場所カードを管理する形になっています。
Appleのサポートガイドにある機能の提供状況の表では、日本でも「ブランドと所在地の管理」が利用できる機能として挙げられています。サロンが場所カードを登録・更新する用途であれば、日本でも使えるということです。
一方で、すべての機能が日本で使えるわけではありません。たとえば、予算を設定して出稿するマップ上の広告は、米国とカナダで利用できると案内されています。インターネット上の記事では旧サービス名や古い画面の説明が残っていることもあるため、最新の手順はAppleの公式ガイドで確認しましょう。
- Apple Businessは、場所カードの管理などができるApple公式のサービス
- 2026年4月14日から、旧Apple Business Connectを含めて無料で提供されている
- 日本でも「ブランドと所在地の管理」が利用できる
- マップ上の広告など、日本では使えない機能もある
登録の流れ|組織の確認と所在地の追加
Apple Businessの登録は、組織(お店や会社)の情報を登録して確認を受け、そのうえで所在地(店舗)を追加する、という2段階で進みます。
まず、組織名と住所、代表者の法的氏名、メールアドレス、電話番号などを入力してサインアップします。最初の管理者のメールアドレスは、ほかのAppleのサービスに使われていないものが必要とされています。次に、組織が実在することの確認を受けます。確認の方法には、D-U-N-S番号などのビジネスIDのほか、営業許可証や公共料金の請求書などの公式書類を使う方法などが案内されています。Appleは、確認が完了するまで最大5営業日かかるとしており、サインアップから60日以内に確認が終わらないと組織のデータは削除されます。
組織の確認ができたら、所在地を追加します。すでにAppleマップに表示されている場所であれば、電話による確認が使え、かかってきた電話で4桁の確認コードを入力します。1つ目の所在地で組織の確認が済んでいない場合は、確認の手続きをしてAppleの審査に送る必要があります。ほかの組織がすでに管理している場所は、追加したうえで譲渡をリクエストし、その審査には最大5営業日かかるとされています。
手続きの途中で慌てないよう、事前に、お店の正式な名前と住所、代表者名、お店の電話番号、確認に使える書類を手元にそろえておくとスムーズです。
- 組織の登録・確認と、所在地の追加の2段階で進む
- 最初の管理者のメールは、ほかのAppleのサービスに未使用のものが必要
- 組織の確認は最大5営業日で、60日以内に終えないとデータが削除される
- 既存の場所は電話の確認コード、他の組織が管理する場所は譲渡のリクエストで追加する
場所カードに載せたい情報|営業時間・写真・説明文
場所カードには、お客様が来店を決めるときに必要な情報を、正確に、もれなく載せておくことが大切です。
Appleのサポートガイドでは、場所カードに設定できる情報として、表示名、説明、住所、営業時間(通常の営業時間と特別な営業時間)、電話番号、Webサイト、カテゴリ、アプリへのリンク、駐車場や決済方法などのお役立ち情報が挙げられています。サロンであれば、予約ページへの導線になるWebサイトのURL、年末年始や臨時休業に合わせた特別な営業時間、使える決済方法などは、来店前のお客様が確認したい情報です。
写真は、お店の外観や内観、施術スペースなど、初めてのお客様が入りやすくなるものを選びましょう。写真の形式はHEIF、JPEG、PNGで、最小サイズは720×960ピクセルとされています。写真やロゴ、カバー写真はAppleの審査を経て表示されます。
説明文は、どんなお客様に、どんな施術を提供しているお店かが短く伝わるように書きます。誇張した表現や、ほかのお店と比べるような書き方は避け、事実を分かりやすく伝えることを意識しましょう。
あわせて読みたい:- 表示名、説明、住所、営業時間、電話、Webサイト、カテゴリなどを設定できる
- 特別な営業時間や決済方法など、来店前に確認したい情報を載せる
- 写真やロゴ、カバー写真はAppleの審査を経て表示される
- 説明文は誇張や比較を避け、事実を分かりやすく書く
ショーケースとアクション|期間限定の案内と外部リンク
場所カードには、期間限定のお知らせを出せる「ショーケース」や、外部のページへのリンクを表示する「アクション」という機能もあります。
ショーケースは、新商品や割引・セールなどの販売促進のコンテンツを場所カードに表示する機能です。表示期間は最大365日、既定は90日とされています。審査には最大3暦日かかるため、公開の3暦日前までには準備しておく必要があります。日本語にも対応しています。サロンであれば、季節のメニューや新しく始めたサービスの案内などに使えそうです。ただし、割引の表示は実際の価格と食い違いがないよう注意しましょう。
アクションは、場所カードに外部のページへのリンクを表示する機能です。Appleのガイドでは、レストランのメニュー、予約、ウェイトリスト、ピックアップ、配達などがアクションの例として挙げられています。承認には最大3営業日かかり、iOS 17.4以降で表示されるとされています。業種によって選べるアクションの種類が異なる可能性もあるため、サロンで使えるものは管理画面で確認しましょう。
アクションが使えない場合でも、Webサイト欄に予約ページのURLを設定しておけば、場所カードから予約ページへ移動してもらうことができます。
- ショーケースは、新商品や割引などの販促を期間限定で表示する機能
- ショーケースの表示期間は最大365日、審査は最大3暦日
- アクションは外部ページへのリンクを表示する機能で、iOS 17.4以降で表示される
- サロンで使えるアクションの種類は管理画面で確認する
インサイトで見られる数字と、Googleとの併用
Apple Businessのインサイトでは、場所カードがどれだけ見られ、どんな行動につながったかを確認でき、Googleビジネスプロフィールと並べて見ると地図経由の集客の状況をつかみやすくなります。
Appleのガイドによると、インサイトでは、検索結果でのタップ数、ブランド名やカテゴリなどの検索の種類、場所カードの表示、経路、電話、Webサイト、写真やショーケースの閲覧などの数字を、日・週・月の単位で確認できます。類似するビジネスとの比較も表示されます。なお、数字がレポートの対象となるしきい値を下回っている場合はゼロとして表示されるため、小さなお店では数字が出にくいこともあります。
地図アプリの情報は、Appleマップだけ、Googleマップだけ、と分けて考えるより、お店の基本情報をそろえて管理することが大切です。店名の表記、住所、電話番号、営業時間、Webサイトが、Appleマップ、Googleビジネスプロフィール、自社サイト、予約ページでばらばらになっていると、お客様が迷う原因になります。
営業時間の変更や臨時休業が決まったら、更新する場所の一覧を作り、Appleマップもその一つに入れておきましょう。定期的に各サービスの表示を見比べ、食い違いがないかを確認する習慣をつけると安心です。
あわせて読みたい:- インサイトでは、表示・タップ・経路・電話・Webサイトなどの数字を確認できる
- しきい値を下回る数字はゼロと表示される
- 店名・住所・電話・営業時間・Webサイトを各サービスでそろえる
- 営業時間の変更時に更新する場所の一覧にAppleマップを入れておく
まとめ:Appleマップも「正しい情報を届ける場所」として管理する
Appleマップにサロンを載せるには、①場所カードの仕組みを理解し、②2026年4月から旧Apple Business Connectを含めて無料で提供されているApple Businessを使い、③組織と所在地の確認を経て登録し、④営業時間や写真、説明文を正確に整え、⑤ショーケースやインサイトを活用しながら、Googleビジネスプロフィールなどと情報をそろえて管理する、という流れが基本です。
まずはiPhoneのAppleマップで自店を検索し、表示されている情報が正しいかを確認してみてください。間違いや古い情報があれば、Apple Businessで所在地を登録し、正しい情報に更新するところから始めましょう。
よくある質問(FAQ)
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