美容師がLINEでお客様とやり取りするメリット・デメリットは?
公開日:2024年2月7日
予約の間口を広げようと、LINEの活用を検討している方もいらっしゃるでしょう。LINEを使えばより気軽にやりとりができるようになるのがメリットですが、注意点も押さえておかなければお客様とのトラブルが生じかねません。
また、集客・予約サイトを使用していると、予約やシステムの管理が煩雑になり手間がかかってしまうものです。使用中のシステムと併せてLINEの導入を検討している場合は、LINE導入後のシステム管理にも目を向けて検討することをおすすめします。
本記事では、美容師がLINEでお客様とやり取りするメリット・デメリットの他、LINEでの集客向上におけるポイントなども解説します。LINEの活用を検討しているサロン運営者やシステム管理の一元化を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
美容師がLINEでお客様とやり取りするメリット
日常的なやりとりの手段として主流となっているLINEは、親しい人との連絡ツールとしてだけでなく、仕事でもよく利用されています。美容師の中にも、LINEのメリットをうまく活かしてお客様とのやり取りのツールとして利用している方は少なくありません。
ここからは、美容師がお客様とLINEでやり取りする6つのメリットを順に紹介します。
営業時間外でも連絡が取りやすい
美容師がLINEでやり取りするメリットには、営業時間外でもお客様と連絡が取りやすいことが挙げられます。電話予約の場合は、サロンの営業時間内にしか連絡が取れません。そのため、仕事や学校、家庭の都合などがあるとタイミングが合わず、なかなか予約できないというお客様も少なくありませんでした。
しかし、LINEであれば営業時間にかかわらず、いつでも連絡が可能です。予定の合間に気軽にメッセージを送って予約できるため、より気軽にサロンに通いやすくなります。お客様もサロンも都合の良いタイミングで連絡を取りやすく、連絡時のストレスを軽減できます。
予約のリマインドを行える
予約のリマインドを行えることも、美容師がLINEでやり取りするメリットです。特にスケジュールに余裕を持って予約している場合は、予約していることを忘れてしまうお客様もいます。数日前、前日などにリマインドを行うことで、確実に来店を促せるでしょう。
また、来店後にお礼のメッセージを送ったり、施術後のお悩み相談に乗ったりすることもできます。こまめな連絡で顧客との信頼関係を築くことで、定期的な来院へとつなげやすくなります。
事前にカウンセリングができる
美容師がLINEでやり取りすると、事前にカウンセリングができることもメリットです。仕上がりのイメージを画像で共有してもらったり、髪の状態を教えてもらったりしておけば、準備や当日のカウンセリングの時間を短縮できます。また、スムーズに施術に移れるため、待ち時間の軽減にもつながるでしょう。
事前、当日とカウンセリングを重ねることで、より細かな要望も汲み取れるようになれば、接客や施術の仕上がりに対する満足度向上も期待できます。
お客様にとっては予約がしやすい場合も多い
美容師がLINEでやり取りするメリットは、お客様にとっては予約がしやすい場合も多いことです。「美容院に行きたいけど電話は苦手」など、何らかの事情があるお客様は、電話以外の方法で予約できるサロンを探して予約していることもあります。本当は通いたいと思っていても、予約が電話のみだからと諦めているお客様もいるかもしれません。
予約のハードルが高いと感じてしまうと、その後も足が遠のいてしまうものです。通いたいと思っているお客様を逃さないようにするためにも、気軽に予約できる体制を整えることが大切です。
グループを利用すれば情報共有が簡単にできる
お客様とのやり取り以外にも、美容師がLINEでやり取りするメリットがあります。LINEのグループ機能を利用するとスタッフへの情報共有が簡単にできることです。情報共有のために営業の前後でミーティングの時間を設けていたり、共有ノートを用意していたりと、さまざまな工夫を行っているサロンもあります。しかし、シフトの都合によっては全員参加できない、ノートを読んだか分からないといった問題が生じてしまいます。
一方でLINEであれば、リアルタイムでミーティングに参加できない人にも、しっかりと情報を伝えることが可能です。グループを作っておけば、伝えたい情報をスタッフ全員に一括で送信できるため、個々に送る手間もありません。
既読数で共有が伝わったか確認できる
既読数で共有した情報が伝わったかを確認できることも、美容師が個人LINEでやり取りするメリットの一つです。大切な情報でも確実に全員に伝えることは難しく、「聞いた」「聞いていない」といった話になってしまうことも少なくありません。特に予約やお客様の情報などが共有できていないと、お客様に迷惑がかかってしまいます。
LINEであれば既読機能があるため、全員が確認したかどうかを情報共有した側も把握しやすくなります。また、スタッフ自身の都合の良いタイミングで確認できるのはもちろん、普段からよく利用するツールであれば通知にも気付きやすいため、見逃す心配がありません。
美容師がLINEでお客様とやり取りするデメリット・注意点
美容師がLINEでお客様とやり取りをすると多くのメリットがありますが、活用方法を誤るとデメリットも生じてしまいます。場合によってはサロンとお客様との関係性が崩れてしまう恐れもあるため、事前にデメリットが生じないよう対策しておくと安心です。
ここからは、美容師がLINEでお客様とやり取りする4つのデメリット・注意点を紹介します。
休日でもお客様の対応に追われてしまう可能性がある
美容師がお客様とLINEでやり取りするデメリットの一つに、休日でもお客様の対応に追われてしまう可能性があることが挙げられます。いつ、どこでもメッセージを返せるからこそ、プライベートの時間にもお客様のメッセージに返信してしまいかねません。例えば、休日だったのにメッセージを開いてしまうと、「既読のまま返信しないのは良くないな」と感じ、返信してしまうスタッフもいるでしょう。
また、予約の希望日時を教えてもらっても、スケジュールの確認を店舗でしなければならない場合は、その日のうちに返答できないこともあります。そのような場合は、後日確認して返信が必要になるため、忘れてはならないプレッシャーを感じたまま休日を過ごすことになるかもしれません。
休日の場合は返信が遅れることをお客様に伝えておいたり、休日はメッセージをなるべく見ないようにしたりと、メリハリをつけて過ごす必要があります。
やり取りの最中に別の予約が入ってしまう場合がある
やり取りの最中に別の予約が入ってしまう場合があることも、美容師がお客様とLINEでやり取りするデメリットの一つです。都合の良いときに返せるからこそ、予約日時が決定するまでに時間がかかってしまうこともあるからです。例えば、お客様からの日時決定の返信を待っている間に、電話やインターネットから予約が入り、希望の日時に添えなくなる可能性があります。
予約が取れないケースが度重なると、お客様は別のサロンで予約をしてしまうかもしれません。LINEで希望日を聞いたらスケジュールを先に仮押さえにしたり、「本日中にご返信ください」など日時決定の期限を区切ったりと、ルールを厳密に決めておくことが大切です。
誤送信などのリスクがある
美容師がお客様とLINEでやり取りするデメリットは、誤送信のリスクがあることです。お客様とのLINEも、個人的な友人や家族、グループラインと同じリストに表示されてしまうため、何気なく返したつもりでも誤った内容を送信してしまう場合があります。
メッセージの削除機能はあるものの、指摘されるまで誤送信に気付かない、削除前にお客様に見られてしまうといったリスクはなくなりません。送信前に宛先や内容に相違がないか、確認する癖をつける必要があるでしょう。
お客様と男女関係に発展するケースがある
お客様と男女関係に発展するケースがあることも、美容師がお客様とLINEでやり取りするデメリットとして挙げられます。髪質や髪型などの相談を気軽にできるからこそ、連絡を重ねるうちに距離が縮まり、友人以上の親密な関係性になってしまうことがあります。
サロン予約の連絡以外にも、食事やお出かけの話が出たり、独身同士なら恋人になったりするかもしれません。良好なまま関係が続けばトラブルにはなりませんが、関係が拗れてしまうとサロンに迷惑をかけてしまう可能性もあります。
LINEを活用する場合は、個人的な連絡をしない、プライベートな付き合いをしないなど、サロンとしての運用方針をしっかり決めておくことが大切です。
美容師がLINE公式アカウントでお客様とやり取りするメリット
集客・予約の間口としてLINEを活用するなら、LINE公式アカウントでやり取りするのも一つの手段です。美容師がLINE公式アカウントでお客様とやり取りするメリットは、予約の管理をしやすい他、予約のリマインドを行えたり、簡単な操作でいつでも予約できたりすることです。
予約受付完了、予約承認、予約のリマインドは自動返信の設定が可能なため、美容師自身が一つひとつ手作業で返信する手間がありません。また、個別メッセージの送信も可能なため、遅刻の旨を連絡したり、確認事項を送ったりと必要に応じてお客様一人ひとりに柔軟な対応もできます。加えて、クーポンやポイントの発行なども可能です。
個人のLINEだと、お客様の情報をサロンのシステムに記録し直したり、担当のお客様を何人も対応したりとスタッフへの負担がかかりますが、LINE公式アカウントであればお客様の情報を一括で管理が可能です。また、予約管理アプリと連携することで、予約状況の反映が即座に行えます。
サロン全体で管理可能なため、個人的な仲が深まりすぎることなく、お客様と適度な距離感で付き合えることも大きなメリットです。
美容師がLINE公式アカウントでお客様とやり取りするデメリット・注意点
美容師がLINE公式アカウントでお客様とやり取りするデメリットは、プランごとにメッセージの送信上限が設けられていることと、来店予約の機能を付けるためには予約サービスと連携が必要なことです。上限を超えてメッセージを送る場合は、追加料金を支払わなければなりません。
LINE公式アカウントで設けられているプランは、下記の3つです。
● コミュニケーションプラン
● ライトプラン
● スタンダードプラン
コミュニケーションプランの場合であれば料金負担なしで始められますが、送信できるメッセージは200通までで、追加メッセージはできません。サロンの規模によっては、予約承認・リマインドのメッセージを送信するだけでも、すぐに上限に達してしまうでしょう。
とはいえ、料金負担なしで始められるため、「導入後のイメージを把握したい」「使い勝手を確かめたい」という方は気兼ねなく試せます。そのまま活用したいと思えば、月中からでもプランのアップグレードは可能です。ライトプランなら5,000通まで、スタンダードプランなら30,000通までメッセージが可能なため、サロン規模やメッセージの配信頻度に合わせたプランを選びましょう。
LINEでの集客向上におけるポイント
LINEでの集客向上におけるポイントは、連携する予約サービスとの相性やその他のオプション機能の充実度まで考慮することです。LINEメッセージで希望日程などを聞いていると、カレンダーを確認したり、予約を反映したりと多くの手間がかかります。また、集客・予約のシステムを複数使用している場合は、各システムの予約状況を確認しないと、予約がダブルブッキングしてしまう恐れもあります。
新しい集客・予約方法を導入後、煩雑な管理で業務負担が増えないようにするためにも、LINE公式アカウントと合わせて予約を一括管理できるサービスを導入するのがおすすめです。LINE公式アカウントに予約フォームを設置していれば、自動で予約状況が反映されるため、予約が被ってしまう心配はありません。
加えて、ECサイトやプッシュ通知やポイント機能などもあれば、お客様の囲い込みもしやすくなります。
まとめ
サロン運営にLINEを活用すると、スタッフ間の情報共有がスムーズにできたり、お客様との連絡がいつでも手軽に行えたりと多くのメリットがあります。しかし、その一方でお客様との距離感が近くなりすぎたり、対策をしなければスケジュール管理が大変になったりと、デメリットもいくつか生じます。これまで使用しているシステムも使いながら、LINEを新しく導入するのであれば、導入後のシステム管理にも目を向けることが大切です。
サロンの管理システムの「ビューティーメリット」は、予約システムとLINEを連携するのはもちろん、その他の集客・予約システムの一元管理や、オリジナルアプリサービスなど、多様な機能が備わっています。
オリジナルアプリサービスでは、アプリ内で予約を簡潔させられる他、クーポン配布や自社商品の販売なども可能です。アプリのロゴはサロンごとに設定できるため、日常的にお客様の目に入り、印象にも残りやすいのが魅力です。
電話対応の手間を減らして、サロンワークに集中したい方は、LINEと併せてビューティーメリットの導入をご検討ください。
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