Airレジは美容室に向いている?無料POSでできること・できないこと
更新日:2026年9月28日
「レジをiPadにしたいけれど、月額料金はかけたくない」。そんなときに候補へ上がるのが、株式会社リクルートが提供する無料のPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」です。初期費用も月額も0円で始められる一方、美容室で使うには「予約台帳やカルテはどうするのか」という疑問が残ります。この記事では、Airレジで無料でできること、美容室では足りなくなりやすい部分、周辺機器を含めた実際の費用、他のPOSや予約システムとの役割分担を、2026年9月時点の公式情報をもとに整理します。
- Airレジは初期費用・月額・サポート費用・機能利用料がすべて0円の単一プランで、レジ機能を制限なく使えます(Airレジ オーダーのオーダー機能を除く)。
- 本体は無料でも、iPadやレシートプリンターなどの周辺機器は別途必要で、公式の最小構成例は税込129,120円〜です。
- Airレジが担うのは会計・売上・顧客管理といったレジ業務で、ネット予約の受付や電子カルテは同じAir ビジネスツールズの「Airリザーブ」や別の予約システムと組み合わせて考える必要があります。
- 美容室では「レジはAirレジ、予約・顧客管理はサロン向け予約システム」という役割分担が現実的な選択肢のひとつです。
Airレジとは?基本情報と提供会社
Airレジは、株式会社リクルートが提供するiPad・iPhone向けのPOSレジアプリで、初期費用・月額・サポート費用がすべて0円で使えるサービスです。POS(販売時点情報管理)とは、会計のたびに「いつ・何が・いくらで売れたか」を記録し、売上データとして蓄積する仕組みのことを指します。Airレジはこの仕組みをアプリとして提供し、手元のiPadをそのままレジにできる点が特徴です。
提供元のリクルートは、Airレジのほかにキャッシュレス決済の「Airペイ」、予約管理の「Airリザーブ」、シフト管理の「Airシフト」、「Airメイト」などを「Air ビジネスツールズ」というブランドで展開しています。Airレジはその中核にあたるサービスで、ブランドサイトでは2024年9月末時点でアカウント数90.4万と公表されています。また公式サイトには「一番選ばれているPOSレジアプリ」という表現がありますが、これはリクルートが委託した2026年1月の調査(n=1,037)にもとづくもので、あくまで同調査の結果である点には留意が必要です。
対応業種は幅広く、公式の業種別ページには飲食店や小売店と並んで「美容室・美容院」「ネイルサロン」が用意されています。つまりAirレジは美容室専用のシステムではなく、業種を問わず使える汎用POSとして設計されており、その上で美容業でも使えるように案内されている、と理解するのが正確です。この「汎用POSである」という前提が、後述する「できること・できないこと」の分かれ目になります。
- Airレジは株式会社リクルートが提供するiPad・iPhone向けのPOSレジアプリ。
- Airペイ・Airリザーブ・Airシフトなどと同じ「Air ビジネスツールズ」の一つ。
- 2024年9月末時点のアカウント数は90.4万(公式ブランドサイト)。
- 美容室専用ではなく、業種を問わず使える汎用POS。業種別ページに美容室・ネイルサロンあり。
Airレジの主な機能
Airレジの機能は「会計を正確に記録し、そのデータを売上管理や顧客管理、周辺サービスに引き渡す」ことに集約されます。ここでは、美容室の運用に関係する範囲に絞って整理します(詳細な機能一覧は公式サイトの機能ページをご確認ください)。
会計・レジ機能
基本となるのは、iPad上でメニューや商品を選んで会計し、レシートを発行するレジ機能です。美容室であれば、カット・カラーといった施術メニューと、シャンプーやトリートメントなどの店販商品を登録しておき、会計時に選ぶという使い方になります。POSである以上、会計を通すたびに売上データが自動で蓄積されるため、レジ締めの際に手書きの売上日報を作る手間は減らせると考えられます。
顧客管理
公式サイトでは、Airレジの機能として「顧客管理」が挙げられています。会計と紐づけてお客様の情報を登録できるため、「誰がいつ来店し、いくら支払ったか」という購買履歴の側面から顧客を把握することが可能です。機能ページでは、顧客管理の内容として氏名・性別・連絡先、来店日・回数、購入履歴の参照、お客様メモが挙げられています。美容室向けページでも、お客様の名前や電話番号、メモなどを顧客情報として登録し、顧客ごとの会計履歴を閲覧できると案内されており、「予約システムの顧客データはAirレジでも活用できます」とも記載されています。一方で、「カルテ」という語や、薬剤の配合・施術写真を記録する専用の機能は見当たりません(2026年9月時点)。この点は後の章で改めて取り上げます。
Air ビジネスツールズとの連携
Airレジの強みは、同じブランドのサービスとつながる点にあります。公式に案内されている主な連携は次のとおりです。
- Airペイ:キャッシュレス決済サービス。Airレジで会計した金額が自動で反映され、金額の二重入力を防げます。
- Airリザーブ:予約管理システム。Airレジとの間で顧客情報を共有できます。
- Airシフト:スタッフのシフト管理サービス。対象業種に「美容」が明記されています。
- Airメイト:経営分析などを行う経営サポートサービスで、初期費用・月額0円で提供されています。
なお、Airレジの機能ページにある「席管理」は、席・テーブルの空き状況と受け付けた注文伝票をセットで管理する飲食店向けの機能で、予約管理は飲食店向けの予約台帳サービスと連携した場合の機能として説明されています。美容室向けページでは、席や個室、担当者をリソースとして登録し、空き状況の把握やリソースごとの伝票作成・会計ができる「リソース管理」が案内されています。ネット予約の受付については、Airリザーブとの連携が前提になると考えるのが妥当です。
会計ソフトとの連携
Airレジの売上データは、freee会計、弥生シリーズ、マネーフォワード クラウド会計・確定申告、TKCのFXシリーズと連携できると、公式FAQの「他サービスとの連携」で案内されています。日々の売上を会計ソフトへ転記する作業が減るため、個人経営のサロンや、税理士とデータをやり取りしているオーナーにとっては実務上の負担軽減につながる部分です。
- 中核は会計・レシート発行と、会計データの自動蓄積。
- 顧客管理ではお客様メモ・来店日と回数・購入履歴を扱えるが、「カルテ」の語や施術写真を残す専用機能の記載はない。
- Airペイ(会計金額の自動反映)、Airリザーブ(顧客情報の共有)、Airシフト、Airメイトと連携。
- freee会計・弥生シリーズ・マネーフォワード クラウド・TKCのFXシリーズと連携可能(公式FAQ)。
Airレジの料金
Airレジ本体の料金は、初期費用・月額・サポート費用・機能利用料のすべてが0円で、有料プランへの切り替えが必要になる場面はありません。公式の費用ページには「利用制限などもなく、0円」と明記されており、無料プランと有料プランを行き来する一般的なSaaS(クラウドサービス)とは料金体系がまったく異なります。唯一の例外として、関連サービス「Airレジ オーダー」のオーダー機能は0円の対象外とされています。
ただし「本体が無料」と「導入費用がゼロ」は別の話です。アプリを動かすiPadと、レシートを出すプリンター、現金を管理するキャッシュドロアは別途用意する必要があり、公式サイトでは周辺機器の市場参考価格(2026年7月2日時点)が示されています。
| 項目 | 金額(公式表記) | 税区分 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Airレジ 初期費用 | 0円 | — | 単一プラン |
| Airレジ 月額利用料 | 0円 | — | 「利用制限などもなく、0円」 |
| サポート費用・機能利用料 | 0円 | — | Airレジ オーダーのオーダー機能を除く |
| iPad | 74,800円〜 | 税込 | 周辺機器・別途購入 |
| レシートプリンター | 据え置き型45,300円〜/モバイル型26,800円〜 | 税込 | 周辺機器・別途購入 |
| キャッシュドロア | 9,020円〜 | 税込 | 周辺機器・別途購入 |
| 最小構成の合計(公式例示) | 129,120円〜 | 税込 | iPad+プリンター+ドロアの組み合わせ例。2026年7月2日時点の市場参考価格 |
すでに手元にiPadがある場合や、レシートを紙で出す頻度が低いサロンでは、この初期投資はさらに抑えられます。逆に、セット面が複数あり会計を2台以上で回したい場合は、台数分の機器費用を見込む必要があります。なお、同じAirIDで別の端末にログインすると、端末ごとにレジ番号が自動で割り当てられ、複数台で使えます。
あわせて、Airレジと組み合わせることが多い関連サービスの料金も確認しておきましょう。
| 関連サービス | 料金(公式表記) | 税区分 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Airリザーブ | フリー0円/ベーシック5,500円/スタンダード11,000円(月額)/プレミアムは要問い合わせ | 税込 | 初期費用・解約金0円。単月契約可 |
| Airシフト | スタッフ1人あたり月額330円(スタッフ2人以下は一律990円) | 税込 | 利用開始月と翌月は0円。初期費用・サポート費用無料 |
| Airメイト | 初期費用・月額0円 | — | |
| Airペイ | 初期費用・月額・振込手数料0円。決済手数料は決済手段ごとに設定(例:主要クレジットカード3.24%・非課税) | 非課税/課税が混在 | 詳細は公式サイトで確認 |
※2026年9月時点・公式サイト(https://airregi.jp/jp/cost/ ほか)より。最新は公式サイトでご確認ください。
- Airレジ本体は初期費用・月額・サポート費用・機能利用料がすべて0円の単一プラン。
- 周辺機器は別途。公式の最小構成例はiPad・プリンター・ドロアで税込129,120円〜。
- Airリザーブはフリー0円から、Airシフトはスタッフ1人330円/月から(いずれも税込)。
- 金額は2026年9月時点の公式サイト記載。導入時は最新情報を確認する。
美容室でAirレジを使うメリット
美容室がAirレジを選ぶ最大のメリットは、固定費をかけずにレジをデジタル化でき、決済やシフト管理まで同じブランドの中でそろえられることです。理由を3つの観点から見ていきます。
1つ目は導入ハードルの低さです。月額0円なので「使ってみて合わなければやめる」という判断がしやすく、1人で営業するサロンや面貸し(ミラーレンタル)で働くフリーランス美容師でも、月々の負担を気にせず始められます。手元のiPadがあれば、アプリを入れてメニューを登録すれば会計を始められる点も、開業直後のサロンには心強い要素です。
2つ目は、Airペイとの組み合わせによる会計時間の短縮です。Airレジで確定した金額がAirペイに自動で反映されるため、決済端末に金額を打ち直す作業がなくなり、入力ミスのリスクも減ります。施術後のお会計は、お客様が次の予約を取るかどうかを決める大切な時間でもあるので、レジ前で待たせないことは満足度にも関わります。
3つ目は、売上データの活用です。会計のたびに売上が蓄積され、会計ソフトへ連携できるため、月末にレシートの束と向き合う時間を減らせます。店販商品の売れ行きを数字で確認できるようになれば、仕入れの判断もしやすくなるでしょう。加えてAirシフトの対象業種には「美容」が明記されており、スタッフが増えたタイミングでシフト管理まで同じ操作感で広げられる点も、Air ビジネスツールズならではの利点と考えられます。
あわせて読みたい:美容室の会計・在庫・カルテの連携って必要?小規模サロンの正解
- 月額0円なので、1人サロンやフリーランス美容師でも導入・撤退の判断がしやすい。
- Airペイと連携すれば会計金額が自動反映され、二重入力と待ち時間を減らせる。
- 売上データが自動で蓄積され、会計ソフト連携で月次の事務作業が軽くなる。
- Airシフト(対象業種に美容を明記)など、同ブランドで拡張しやすい。
Airレジだけでは足りない部分
結論からいえば、Airレジ単体では「予約の受付・台帳管理」「施術履歴を残すカルテ」「リピートを促す施策」の3つは守備範囲の外にあります。これはAirレジの欠点というより、POSレジという道具の役割がそもそも「会計以降」にあるためです。美容室の業務は、予約が入る→来店→カウンセリング→施術→会計→次回提案という流れで進みますが、Airレジがカバーするのはこのうち会計の部分です。予約から施術までの情報は、別の仕組みで持つ必要があります。
予約台帳との連携はどうなるか
Airレジで予約を受けたい場合、公式に案内されているのは同じAir ビジネスツールズの「Airリザーブ」との連携です。Airリザーブはフリープラン0円から使える予約管理システムで、Airレジと顧客情報を共有できます。受付方式の一つである「自由受付タイプ」は、予約者が好きな時間から申し込むタイプで、公式サイトの活用シーンに美容室が挙げられています。担当者を事前に割り分けた状態で予約を受け付けられる点が特長とされ、美容室向けページに掲載された導入事例もこの自由受付タイプです。
一方で、美容室のオーナーが気になる点もあります。Airリザーブの公式FAQには「外部連携やAPIの公開は行っていません」という記載があり、LINEでの予約受付、Googleで予約、大手集客サイトの予約台帳との連携についても、公式サイト上に記載は見当たりません(2026年9月時点)。大手集客サイトからの予約と自社サイトからの予約を1つの台帳で管理したい、というニーズにどう応えるかは、導入前に確認しておきたいところです。なお、Airレジの公式サイトでは、共通メニューの「美容サロン向け」サービスとして同社の大手集客サイトが紹介されていますが、公式FAQの「他サービスとの連携」一覧には、美容向けの集客サイトとの連携は掲載されていません。
あわせて読みたい:Airリザーブとは?導入メリット・機能・注意点を徹底解説
顧客カルテ・来店履歴の管理
Airレジの顧客管理は、お客様メモや来店日・回数、会計履歴といった会計と結びついた情報が中心です。美容室が日常的に使う「カルテ」、つまりカラーの薬剤配合や放置時間、パーマのロッド選定、仕上がり写真といった施術情報を残す専用の仕組みは、公式サイトでは確認できませんでした。Airリザーブ側にも「予約履歴」や「接客時のメモ」はありますが、「カルテ」という語は公式には使われていません。
カルテ情報は、次回来店時の再現性と提案の質を左右する、美容室にとって最重要のデータです。スタッフ全員が同じ形式で記録し、担当が変わっても引き継げる状態にしておくには、施術履歴を写真つきで残せる電子カルテ機能を持ったサロン向けシステムを別に用意する、という選択が現実的です。また、来店周期に合わせたリマインドやクーポン配信といったリピート施策も、POSレジの範囲外にあたります。
- Airレジの守備範囲は「会計以降」。予約受付・カルテ・リピート施策は別の仕組みが必要。
- 予約はAirリザーブとの連携が公式ルート。フリー0円から、顧客情報を共有できる。
- AirリザーブはLINE・Googleで予約・大手集客サイト連携の記載がなく、FAQでAPI公開なしと明記。
- Airレジの顧客管理はお客様メモ・会計履歴が中心で、施術写真を残すカルテ専用機能の記載はない。
Airレジと他のPOSレジの比較
同じくiPadで使えるクラウドPOSとしてよく比較されるスマレジと並べると、Airレジは「全機能を0円で使う」、スマレジは「無料プランから有料プランへ段階的に広げる」という料金設計の違いがはっきりします。ここでは両社の公式サイトで確認できた範囲に限って比較します(他のPOSサービスについては公式情報を確認できていないため、この記事では取り上げません)。
| 比較軸 | Airレジ | スマレジ |
|---|---|---|
| 提供会社 | 株式会社リクルート | 株式会社スマレジ |
| 料金体系 | 単一プラン。初期費用・月額・サポート費用・機能利用料0円 | スタンダード0円(1店舗のみ)/プレミアム5,500円/プレミアム プラス8,800円/フードビジネス15,400円/リテールビジネス15,400円(月額・1店舗につき・税込) |
| 初期費用 | 0円 | 料金ページでは要問い合わせ。公式FAQでは周辺機器込みで1店舗おおよそ15万円前後が目安 |
| 無料の範囲 | 制限なし(Airレジ オーダーのオーダー機能を除く) | スタンダードは基本的なレジ機能。顧客管理10万件・ポイント・回数券はプレミアム プラス以上 |
| 端末台数 | 公式サイトに台数制限の記載なし。同じAirIDで複数端末にログイン可能 | 1店舗3台まで。追加1台につき1,540円/月(税込)。スタンダードは追加不可 |
| 無料体験 | 常時0円のため該当なし | アカウント作成から30日間は全機能が無料。その後は自動でスタンダードへ移行 |
| 予約管理 | 予約管理は飲食店向け予約台帳サービスとの連携機能。美容室はAirリザーブと連携 | 純正の「予約管理」アプリ(サロンタイプ・月額3,300円〜、税込)あり。外部予約メディアとのAPI連携は行っていないと公式Q&Aに記載 |
| 決済連携 | Airペイ(会計金額の自動反映) | 複数の決済サービス(外部システム)と連携 |
| サポート | サポート費用0円。ヘルプデスクは2026年10月1日から平日10:00〜18:30(土日祝日・年末年始休業) | メール(全プラン)。コールセンターはプレミアム プラス以上 |
※2026年9月時点・各社公式サイト(Airレジ:https://airregi.jp/jp/cost/、スマレジ:https://smaregi.jp/price/)より。最新は各公式サイトでご確認ください。
表から読み取れるのは優劣ではなく、店の規模と求める機能の違いです。1〜2席で会計と売上管理が主目的なら、Airレジのシンプルさが際立ちます。ポイント・回数券の管理や複数台運用が必要なら、スマレジの有料プランの内容と費用を照らし合わせる価値があります。いずれの場合も、予約管理は「POSの付属機能で十分か」「サロン特化の予約システムを別に持つか」を切り分けて考えることが大切です。
あわせて読みたい:スマレジとは?美容室での使い方・料金・予約システムとの連携を解説
- Airレジは全機能0円の単一プラン、スマレジは0円のスタンダードから5プランの段階制(税込)。
- スマレジは1店舗3台までで追加1台1,540円/月。Airレジは台数制限の公式記載なし。
- 予約管理は両社とも「POSの付属機能」の位置づけで、外部予約媒体との連携は公式に確認できない。
- 比較の軸は優劣ではなく、席数・店販の量・必要なサポート水準。
導入前に確認したい注意点
Airレジは無料で始めやすい反面、「無料だから」と勢いで導入すると、あとで運用の見直しが必要になることがあります。契約前に次の5点を確認しておくと、導入後のギャップを減らせます。
1. 周辺機器の総額と台数。本体0円でも、公式の最小構成例で税込129,120円〜の機器費用がかかります。会計が重なる時間帯があるなら、iPadやプリンターを何台置くかで金額が変わります。手元のiPadを流用する場合は、対応機種かどうかを公式サイトで確認しましょう。
2. 対応端末。AirレジはiPad・iPhone向けのアプリとして提供されています。Androidタブレットを店舗で使っている場合は、そのまま流用できるとは考えず、公式サイトの対応端末情報を確認してください。関連サービスのAirペイも、公式FAQではiPhone XS以降・iPad第7世代以降が必要とされ、Androidには対応していません。
3. 予約・カルテの持ち方。予約受付と施術カルテはAirレジの範囲外です。Airリザーブで受けるのか、サロン向けの予約システムを別に用意するのか、大手集客サイト経由の予約をどこで一元化するのかを、導入前に決めておく必要があります。
4. サポートの受け方。サポート費用は0円と明記されています。公式FAQによると、ヘルプデスクの有人受付は2026年10月1日から平日10:00〜18:30(土日祝日・年末年始は休業)に変わり、電話番号も050-3108-7062に変更されます。FAQと生成AIチャットボットは24時間365日利用できます。土日に営業するサロンは、営業時間中にレジが止まった場合の対応を事前に決めておきましょう。
5. スタッフの操作ルール。メニューの登録、割引の入れ方、レジ締めの手順は店ごとにルール化が必要です。会計をAirレジ、決済をAirペイ、予約を別システムと複数のアプリを併用するなら、どの画面で何をするかを一枚の手順書にまとめておくと、新しいスタッフへの引き継ぎが楽になります。
- 本体0円でも周辺機器費用は必要。台数と対応機種を先に確認する。
- iPad・iPhone向けアプリ。Android端末の流用は公式サイトで対応を確認。
- 予約受付・カルテ・大手集客サイト予約の一元化をどこで担うか、導入前に決める。
- ヘルプデスクの有人受付は2026年10月1日から平日10:00〜18:30(土日祝日・年末年始休業)。
- 複数アプリを併用する場合は、店内の会計手順を文書化しておく。
まとめ|自社に合うツールの選び方
Airレジは、初期費用・月額・サポート費用・機能利用料がすべて0円という明快な料金体系を持つPOSレジアプリで、会計のデジタル化やAirペイ・会計ソフトとの連携において、美容室でも十分に使いどころのあるサービスです。ただし、その役割は「会計以降」にあり、ネット予約の受付、施術カルテ、リピートを促す施策は範囲外です。美容室に向いているかどうかは、「Airレジに何を任せ、予約と顧客管理をどこで持つか」を先に決められるかにかかっています。
選び方の観点は次の3つに整理できます。
- 費用の全体像で比べる。本体が0円でも、周辺機器(公式例で税込129,120円〜)と、予約・顧客管理側のシステム費用を合わせた総額で判断する。
- 予約の入口を数える。大手集客サイト、自社サイト、LINE、電話など、予約がどこから入ってくるかを書き出し、それらを1つの台帳に集められる仕組みを選ぶ。
- カルテを誰が、どう残すかを決める。施術履歴と写真をスタッフ全員が同じ形式で残せるか、担当交代や退職時に引き継げるかを確認する。
「レジはAirレジ、予約と顧客管理はサロン特化のシステム」という分担は、無理に1つのツールへ寄せるより、それぞれの得意分野を活かせる現実的な方法です。予約管理や電子カルテ側の機能と費用がどうなっているかを具体的に知りたい方は、比較のための資料を手元に置いたうえで検討を進めてみてください。
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