口コミ返信テンプレ&”NG表現”集|良い/普通/厳しいの短文・長文
更新日:2025年12月1日
- 口コミ返信は投稿者だけでなく、見込客への「公開メッセージ」である。
- 良い口コミには感謝と具体的なエピソードを添え、次回来店を促す。
- 普通・厳しい口コミには、言い訳せず謝罪と改善策を明示する。
- 高評価投稿への特典提供や、過度な依頼はガイドライン違反となる。
- すべての口コミに迅速・丁寧に返信することで、サロンの誠実さが伝わる。
口コミ返信が集客を左右する理由
美容サロン選びでは約7割の人がネット検索と口コミを参考にします。口コミ返信は、投稿者本人だけでなく、その返信を読む不特定多数の見込客へのメッセージでもあります。誠実で具体的な返信は「問題が起きてもきちんと対応してくれるサロン」という信頼感を構築し、新規予約や再来店のきっかけになります。
逆に、返信を放置したり感情的に反論したりすると、第三者の心証を著しく悪化させ、集客機会を失います。どんなに低評価でもスルーせず誠実に返信する姿勢が、むしろ好印象につながるというデータもあります。
また、Googleマップの検索順位にも口コミの数と質が影響します。返信率が高く評価の良いサロンは、地図検索でも上位表示されやすくなります。口コミ対応は単なる顧客対応ではなく、集客戦略の一部として位置づけるべきです。
- 口コミ返信は見込客への「公開メッセージ」であり、集客に直結する。
- 誠実な返信は信頼構築、放置や反論はイメージ悪化につながる。
- 返信率と評価の質がGoogleマップの検索順位にも影響する。
良い口コミへの返信テンプレート
高評価の口コミには、感謝の気持ちと具体的なエピソードを添えることで、投稿者との関係を深めつつ、見込客にサロンの人柄を伝えられます。定型文の使い回しは避け、個別対応している姿勢を示すことが大切です。
短文テンプレート(50〜80字程度)
テンプレート1(感謝中心型)
「〇〇様、この度はご来店いただき誠にありがとうございました。カットにご満足いただけて大変嬉しく思います。またのご来店を心よりお待ちしております。」
テンプレート2(具体的エピソード型)
「〇〇様、ご来店ありがとうございました。ショートスタイルがお似合いで、私どもも嬉しいです。次回も素敵なスタイルをご提案させていただきます。」
長文テンプレート(100〜150字程度)
テンプレート3(詳細型)
「〇〇様、先日はご来店いただき誠にありがとうございました。カットとカラーにご満足いただけて、スタッフ一同大変嬉しく思っております。お話しいただいたご希望のイメージを形にできたこと、何よりです。次回のご来店時も、お客様のご要望に丁寧にお応えいたします。またお会いできる日を楽しみにしております。」
テンプレート4(次回提案型)
「〇〇様、いつもご来店いただきありがとうございます。今回のヘッドスパをお気に召していただけたようで安心いたしました。次回は季節のトリートメントもおすすめですので、ぜひお試しください。またのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。」
返信のポイント
- 投稿者の名前を必ず入れ、個別対応感を出す。
- 施術内容や会話の具体的なエピソードに触れる。
- 次回来店を促す一言を添える。
- 丁寧語「です・ます調」を徹底し、親しみと敬意のバランスを保つ。
- 良い口コミには感謝と具体的なエピソードで個別感を演出する。
- 定型文の使い回しは避け、必ず施術内容に触れる。
- 次回来店を促す一言で、リピート率向上につなげる。
普通の口コミへの返信テンプレート
星3〜4の「普通」評価には、感謝を伝えつつ改善意欲を示すことで、次回の来店や評価向上につなげます。不満点が明示されていなくても、「さらに良いサービスを目指す」姿勢を見せることが重要です。
短文テンプレート(50〜80字程度)
テンプレート5(感謝+改善型)
「〇〇様、ご来店ありがとうございました。貴重なご意見をいただき感謝いたします。今後もより良いサービスを目指してまいります。またのご来店をお待ちしております。」
長文テンプレート(100〜150字程度)
テンプレート6(詳細改善型)
「〇〇様、この度はご来店いただき誠にありがとうございました。貴重なご意見をいただき、スタッフ一同真摯に受け止めております。いただいたご指摘をもとに、カウンセリングや施術の進行をより丁寧に行うよう改善してまいります。次回ご来店の際は、さらにご満足いただけるよう精一杯努めます。またのご利用を心よりお待ちしております。」
返信のポイント
- 「貴重なご意見」として意見を尊重する姿勢を示す。
- 具体的な改善策(カウンセリング強化、待ち時間短縮など)を明示する。
- 次回来店時の改善を約束し、再来店を促す。
- 普通評価には感謝と改善意欲を明確に伝える。
- 具体的な改善策を示すことで、誠実さをアピールする。
- 次回来店時の期待値を高め、リピートにつなげる。
厳しい口コミへの返信テンプレート
低評価の口コミは、投稿者への謝罪だけでなく、第三者への信頼回復が最大の目的です。言い訳や感情的な反論は厳禁で、謝罪と具体的な改善策を明示することで、「問題にもきちんと対応するサロン」という印象を与えられます。
短文テンプレート(80〜100字程度)
テンプレート7(謝罪+改善型)
「〇〇様、この度はご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。いただいたご指摘を真摯に受け止め、スタッフ教育と技術向上に努めてまいります。貴重なご意見をありがとうございました。」
長文テンプレート(150〜200字程度)
テンプレート8(詳細謝罪型)
「〇〇様、先日はご来店いただきありがとうございました。ご期待に沿えず、ご不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。ご指摘いただいた点につきまして、スタッフ全員で共有し、カウンセリングの徹底と技術向上のための研修を強化してまいります。お客様からのご意見は、私どもの成長に欠かせないものです。今後このようなことがないよう、サービス改善に全力で取り組みます。もし機会がございましたら、またのご利用を心よりお待ちしております。」
テンプレート9(具体的改善策提示型)
「〇〇様、この度は期待外れの仕上がりとなってしまい、誠に申し訳ございませんでした。施術前のヒアリング不足が原因と深く反省しております。今後は、お客様のご要望を丁寧に確認し、イメージのすり合わせを十分に行うよう、スタッフ教育を徹底いたします。また、技術向上のための社内研修も強化してまいります。貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。」
返信のポイント
- まず謝罪を明確に述べ、言い訳をしない。
- 指摘された問題に対する具体的な改善策を提示する。
- 「貴重なご意見」として感謝を伝え、前向きな姿勢を示す。
- 可能であれば、再来店を促す一言を添える。
- 厳しい口コミには、謝罪と具体的な改善策の明示が必須。
- 言い訳や反論は厳禁で、誠実な対応が第三者の信頼を得る。
- 改善意欲を示すことで、ネガティブをポジティブに転換できる。
絶対NGな返信表現と理由
口コミ返信には、法律やプラットフォームのガイドラインで禁止されている表現があります。違反すると、アカウント停止や法的措置のリスクがあるため、十分注意が必要です。
NG表現1:高評価への見返り誘導
NG例
「星5つの口コミを投稿いただいた方に、次回使える500円クーポンをプレゼントします!」
理由
2023年10月から施行されたステルスマーケティング規制により、高評価投稿に対する特典提供は景品表示法違反となります。消費者庁の措置事例もあり、「星5つで〇〇プレゼント」といった表現は明確にNGです。特典を提供する場合は、「口コミ投稿いただいた方全員に」と評価を問わない形にする必要があります。
NG表現2:言い訳・責任転嫁
NG例
「お客様のご要望が曖昧だったため、仕上がりにズレが生じたかと存じます。」
「当日は混雑しており、十分な時間が取れませんでした。」
理由
言い訳や責任転嫁は、投稿者だけでなく第三者にも悪印象を与えます。どんな状況でも、まずサロン側の非を認め謝罪することが原則です。
NG表現3:感情的な反論・攻撃
NG例
「そのようなことは絶対にありません。他のお客様からは高評価をいただいております。」
「お客様の勘違いではないでしょうか。」
理由
感情的な反論は、サロンの品格を損ないます。たとえ事実無根でも、冷静に対応し、必要に応じてプラットフォームに削除申請を行うのが正解です。
NG表現4:定型文の使い回し
NG例
「ご来店ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。」(全ての口コミに同じ返信)
理由
定型文の使い回しは、個別対応していない印象を与え、誠意が伝わりません。必ず投稿内容に触れ、個別性を持たせましょう。
NG表現5:個人情報の記載
NG例
「〇〇さん、先日は△△町のご自宅までお送りしてありがとうございました。」
理由
口コミ返信は公開情報です。住所や電話番号、個人を特定できる詳細情報の記載は、プライバシー侵害となります。
- 高評価への特典提供は景品表示法違反で、ガイドライン上もNG。
- 言い訳や反論は厳禁で、まず謝罪と改善策を示す。
- 定型文の使い回しや個人情報記載も避ける。
悪質な口コミへの対処法
明らかに事実無根の誹謗中傷や、個人情報を含む悪質な口コミには、プラットフォームへの削除申請が可能です。ただし、削除が認められるハードルは高く、最終判断は運営会社に委ねられます。
削除申請できるケース
- 公序良俗に反する内容(差別的表現、性的表現など)
- 誹謗中傷や名誉毀損にあたる内容
- 個人情報の侵害(スタッフの個人名、住所など)
- 事実無根の虚偽情報
対処の手順
■該当する口コミをスクリーンショットで保存する。
■GoogleビジネスプロフィールやYahoo!プレイスなどの管理画面から、違反報告を行う。
■削除申請が却下された場合でも、誠実な返信で対応し、第三者への印象悪化を防ぐ。
■業務に支障が出る場合は、弁護士や専門対策業者への相談を検討する。
削除申請が認められなくても、良い口コミを増やして悪評を埋もれさせることが現実的な対策です。平均評価が4.0以上であれば、多少の低評価があっても影響は軽微です。
- 悪質な口コミは、プラットフォームに削除申請が可能。
- 削除ハードルは高いため、良い口コミを増やす戦略も重要。
- 業務支障がある場合は、専門家への相談も検討する。
口コミを自然に増やす依頼方法
口コミは集客の重要な要素ですが、依頼方法を誤るとガイドライン違反となります。自然で誠実な依頼を心がけましょう。
OK な依頼方法
- 来店時に口頭で「よろしければ口コミをお願いします」と依頼する。
- 会計後のフォローメールやLINEで「ご満足いただけましたら、口コミ投稿いただけると励みになります」と案内する。
- 店頭POPや紹介カードで、「率直なご意見をお聞かせください」と記載する。
- 口コミ投稿者全員(評価を問わず)に、次回使える特典を提供する。
NG な依頼方法
- 「星5つの口コミで〇〇プレゼント」といった高評価誘導。
- 「良い口コミをお願いします」と評価内容を指定する。
- 過度な依頼(毎回しつこく依頼する、帰宅後も催促するなど)。
- 口コミ依頼は「率直なご意見を」と評価を問わない形で行う。
- 高評価誘導は景品表示法違反で、ガイドライン上もNG。
- 自然で誠実な依頼が、質の高い口コミを生む。
まとめ
口コミ返信は、投稿者への対応であると同時に、見込客への「公開メッセージ」です。良い口コミには感謝と具体性、普通の口コミには改善意欲、厳しい口コミには謝罪と具体策を示すことで、サロンの誠実さと信頼性を伝えられます。
特に重要なのは、すべての口コミに迅速・丁寧に返信すること。どんなに低評価でもスルーせず対応する姿勢が、逆に好印象となります。また、2023年10月施行のステルスマーケティング規制により、高評価誘導は明確に違反となるため、依頼方法にも注意が必要です。
テンプレートをベースに、必ず投稿内容に触れた個別返信を心がけ、定型文の使い回しは避けましょう。口コミ対応を集客戦略の一部として位置づけ、継続的に改善していくことが、安定した集客力の構築につながります。
まずは今日から、未返信の口コミに誠実な返信を送ることから始めてみてください。小さな積み重ねが、大きな信頼と集客力になります。
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