STORES予約とは?導入メリット・機能・注意点を徹底解説
更新日:2026年2月2日
「予約管理に手間がかかりすぎている」「電話対応で施術に集中できない」――そんな悩みを抱える美容サロンオーナーの方は少なくないでしょう。STORES予約は、初期費用0円から始められる予約管理システムとして、多くのサロンから支持を集めています。本記事では、STORES予約の基本機能から料金プラン、導入時の注意点まで、導入を検討するオーナーの方が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
- STORES予約は初期費用0円・月額0円のフリープランから始められる予約管理システムです
- LINEミニアプリ連携やGoogle で予約など、集客チャネルの多様化に対応しています
- 事前決済機能により無断キャンセル対策と会計業務の効率化が可能です
- フリープランは月間予約件数に上限があり、本格運用には有料プランが必要となります
- 「かんざし」連携により大手集客サイトとの併用も実現できます
STORES予約とは?美容サロン向け予約管理システムの概要
STORES予約は、STORES株式会社が提供するクラウド型の予約管理システムです。美容室、ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロンなど、幅広い美容・健康系サロンで導入されています。
最大の特徴は、初期費用・月額費用0円のフリープランが用意されている点です。開業直後の個人サロンや、予約システムを試してみたいというオーナーでも、コストを気にせずスタートできます。導入事例によると、電話予約の対応時間を月間20時間〜200時間削減できたという報告もあり、業務効率化の効果は高いと考えられます。
対応業種は美容室に限らず、ヨガスタジオ、パーソナルジム、料理教室など、予約が必要なあらゆるサービス業に対応しています。ただし、美容サロンで活用する場合は、指名予約やスタッフ別シフト管理など、業界特有の機能が揃った有料プランの検討が必要になるケースが一般的です。
- STORES株式会社が提供するクラウド型予約管理システム
- 美容室、ネイルサロン、エステなど幅広い業種に対応
- 初期費用0円のフリープランで気軽に始められる
- 本格運用には有料プランが推奨される
主な機能
STORES予約には、美容サロンの予約業務を効率化するための機能が豊富に搭載されています。ここでは、オーナーが特に注目すべき主要機能を解説します。
指名予約とスタッフスケジュール管理
美容サロンでは「人」が最大の価値です。顧客は「店」ではなく「スタイリスト」につく傾向が強いため、指名予約の管理は売上の根幹を担います。STORES予約では、各スタッフの出勤スケジュール(シフト)を個別に設定でき、「新人スタッフはカットのみ対応可」「トップスタイリストは全メニュー対応可だが火曜は休み」といった複雑な条件をシステムが自動で制御します。
メニュー設定とインターバル管理
施術終了後には清掃や器具の消毒など、次の顧客を迎えるまでの「インターバル時間」が必要です。STORES予約では、メニューごとに所要時間とは別にインターバル時間を設定できます。たとえば60分の施術に15分のインターバルを設定すれば、システムは自動的に75分の枠をブロックし、ダブルブッキングを防止します。
オプション予約による客単価向上
予約フローの中で、メインメニューに加えてトリートメントやヘッドスパなどのオプションメニューを顧客に提示できます。対面での追加提案に心理的な負担を感じるスタッフも多いなか、デジタル上でのアップセルを自動化できる点は大きなメリットです。
設備・リソース管理
エステサロンや脱毛サロンでは、スタッフが空いていても「施術ベッド」や「脱毛器」が埋まっていれば予約は受けられません。STORES予約の設備・備品管理機能を使えば、スタッフの空き状況と設備の空き状況の両方が成立した場合のみ予約を受け付けるため、物理的なリソース不足による予約事故を防げます。
顧客管理とセキュリティ
組織管理者機能により、スタッフの役職に応じたアクセス権限を付与できます。店長には全顧客データの閲覧・編集権限を与えつつ、一般スタッフには自身の予約スケジュールのみを閲覧させる運用が可能です。顧客リストの持ち出しリスクや誤操作によるデータ損失を防ぐセキュリティ設計がなされています。
- 指名予約とスタッフ別シフト管理で複雑な条件を自動制御
- インターバル設定でダブルブッキングを防止
- オプション提示機能で客単価向上を自動化
- 設備管理機能でベッドや機器の空き状況も一元管理
- 権限設定で顧客情報のセキュリティを確保
導入するメリット
STORES予約を導入することで、サロン経営にどのような変化が生まれるのでしょうか。具体的なメリットを見ていきましょう。
24時間予約受付で機会損失を防止
電話予約のみの運用では、営業時間外や施術中に予約を取りこぼすリスクがあります。STORES予約を導入すれば、顧客は24時間いつでもスマートフォンから予約できるため、「電話がつながらないから別の店にしよう」という機会損失を防げます。
LINEミニアプリ連携で顧客との接点を強化
STORES予約の戦略的優位性の一つが、LINEミニアプリとの連携機能です。顧客は新たに専用アプリをダウンロードすることなく、普段使っているLINEアプリ内で予約・確認・キャンセル・リマインド受信を完結できます。メールと比較して開封率が高いLINEへの自動リマインド通知により、無断キャンセル(No-show)の削減効果も期待できます。
「Google で予約」による新規集客
STORES予約は「Google で予約(Reserve with Google)」に対応しています。Googleマップで「近くの美容室」を検索した顧客が、検索結果から直接予約を完了できるため、新規集客の強力なチャネルとなります。
事前決済による無断キャンセル対策
無断キャンセルはサロン経営にとって大きなリスクです。予約枠は「在庫」であり、キャンセルされれば売上ゼロに加えて人件費や地代家賃の損失となります。STORES予約の事前決済機能を活用すれば、来店前に売上が確定するためキャンセル抑止力となり、万が一の際もキャンセル料を自動徴収できます。
STORESエコシステムとの連携
STORES予約は、同社の「STORESレジ」や「STORESネットショップ」と連携できます。予約情報がそのままレジの会計データとして呼び出せるため、手打ちによる入力ミスを防止できます。また、サロン専売品のEC販売にも対応でき、「施術外収益」の柱を作ることも可能です。
- 24時間予約受付で営業時間外の機会損失を防止
- LINE連携で顧客接点を強化し、リマインドで無断キャンセルを削減
- Google で予約により新規集客チャネルを確保
- 事前決済で確実な収益確保とキャッシュフロー安定化を実現
- STORESレジ・ネットショップ連携で業務の一元管理が可能
料金プラン
STORES予約の料金プランは、サロンの規模や必要な機能に応じて段階的に設定されています。自店に合ったプラン選びが重要です。
フリープラン
初期費用・月額費用ともに0円で利用できるプランです。ただし、月間予約件数は約50件までという制限があります。開業直後の個人サロンや、予約システムをテスト運用したい場合に適しています。機能面では顧客管理やLINE連携などに制限があるため、本格的なサロン運営には向きません。
スモールプラン
月額9,790円(税込)で、月間予約件数の上限が200件まで緩和されます。Zoom連携やLINE連携などの拡張機能が利用可能になり、顧客管理機能も充実します。小規模サロンの本格運用に適したプランです。
チームプラン
複数スタッフ(3名まで)の管理が必要なサロン向けのプランで、月額19,690円(税込・年契約)程度となります。スタッフごとのシフト管理や権限設定など、チーム運営に必要な機能が揃っています。さらに、予約一元管理システム「かんざし」との連携オプション(月額5,500円)を追加すれば、大手集客サイトとの予約在庫同期も可能になります。
決済手数料について
STORES予約のオンライン決済手数料は「4.9% + 99円」に設定されています。一般的な対面決済端末の手数料(3.24%程度)と比較すると割高に見えますが、無断キャンセルリスクの排除や会計業務の削減効果を考えると、この手数料は「予約保証料」としての側面があると考えられます。
- フリープラン:月額0円だが月間予約約50件・機能制限あり
- スモールプラン:月額9,790円で予約200件まで・LINE連携可能
- チームプラン:月額19,690円程度で複数スタッフ管理に対応
- オンライン決済手数料は4.9% + 99円
- 自店の予約件数と必要機能を考慮してプラン選定が重要
デメリット・注意点
STORES予約は優れた予約管理システムですが、導入前に理解しておくべき注意点もあります。後悔しないために、デメリットも把握しておきましょう。
フリープランの機能制限
フリープランは月間予約件数が約50件に制限されています。1日あたり約2件程度の計算となるため、ある程度の集客があるサロンでは早い段階で上限に達する可能性があります。また、LINE連携や高度な顧客管理機能はフリープランでは利用できないため、「無料で始めたが結局有料プランが必要だった」というケースは珍しくありません。
有料プランのコスト
本格運用に適したスモールプランでも月額約1万円、チームプランでは約2万円の固定費が発生します。他社サービスと比較すると、複数スタッフ管理の費用はやや高めの設定です。導入前に月額費用に見合う業務効率化効果が得られるかを試算することをおすすめします。
オンライン決済手数料の負担
事前決済を活用する場合、4.9% + 99円の手数料が発生します。たとえば1万円の施術であれば約590円の手数料となり、利益率の低いサロンには負担となる可能性があります。ただし、無断キャンセルによる損失と比較して検討することが重要です。
スマホ画面のシンプルさ
一部のユーザーからは「スマホ画面がシンプルすぎる」という声も聞かれます。操作性を重視した設計ですが、細かい情報を一覧で確認したいオーナーには物足りなく感じる場合があるようです。導入前にデモ画面を確認することをおすすめします。
大手集客サイトとの完全連携には追加費用
大手集客サイトと予約在庫を同期するには、予約一元管理システム「かんざし」との連携が必要で、月額5,500円の追加費用がかかります。複数の集客チャネルを併用したいサロンは、この追加コストも考慮に入れる必要があります。
- フリープランは月間約50件の予約制限と機能制限あり
- 本格運用には月額1万円〜2万円の固定費が必要
- 事前決済は4.9%+99円の手数料負担を考慮
- 大手集客サイト連携には「かんざし」(月額5,500円)が追加で必要
- 導入前にデモ画面で操作感を確認することを推奨
導入手順と連携方法
STORES予約の導入は比較的シンプルですが、スムーズに運用を開始するためのポイントを押さえておきましょう。
導入の基本ステップ
まずはSTORES予約の公式サイトからアカウントを作成します。フリープランであれば即日利用開始が可能です。次にメニューの登録を行います。施術名、価格、所要時間、インターバル時間などを設定し、スタッフ情報(対応可能メニュー、シフト)も登録します。
設定が完了したら、予約ページのURLを発行し、自店のホームページやSNSに設置します。顧客への告知は店頭POPや配布カードで「新しい予約システムのご案内」として行うとスムーズです。
LINE連携の設定
LINE公式アカウントを持っている場合、LINEミニアプリ連携を設定することで、顧客がLINEアプリ内で予約を完結できるようになります。顧客は新たなアプリのダウンロードやID/パスワードの登録が不要となり、予約のハードルが大幅に下がります。予約日前日の自動リマインド通知も設定でき、無断キャンセル防止に効果的です。
Google で予約の設定
Googleビジネスプロフィールを登録済みであれば、「Google で予約」との連携が可能です。設定完了後、Googleマップや検索結果から直接予約ボタンが表示されるようになり、新規顧客の獲得チャネルとして機能します。
大手集客サイトとの併用(かんざし連携)
すでに大手集客サイトを利用しているサロンでは、いきなり全ての予約をSTORES予約に切り替えるのではなく、段階的な移行が推奨されます。予約一元管理システム「かんざし」と連携すれば、STORES予約の空き状況と大手集客サイトの空き状況を自動同期できるため、ダブルブッキングのリスクなく複数チャネルを併用できます。
運用としては、新規顧客は大手集客サイトから獲得しつつ、2回目以降のリピーターは手数料のかからないSTORES予約経由の予約へ誘導する「チャネルシフト戦略」が効果的です。
- アカウント作成→メニュー登録→スタッフ設定→URL発行の順で導入
- LINE連携でアプリ不要の予約体験と自動リマインドを実現
- Google で予約連携で新規集客チャネルを確保
- 「かんざし」連携で大手集客サイトとの併用・段階的移行が可能
- リピーターを自社予約に誘導するチャネルシフト戦略が有効
まとめ
STORES予約は、初期費用0円から始められる手軽さと、LINEやGoogleとの連携による集客力、事前決済による無断キャンセル対策など、美容サロン経営に必要な機能をバランスよく備えた予約管理システムです。
一方で、フリープランの機能制限や、本格運用時の月額コスト、決済手数料など、導入前に理解しておくべき注意点もあります。自店の予約件数、スタッフ数、必要な機能を整理したうえで、適切なプランを選択することが成功の鍵となります。
まずはフリープランで試用し、運用イメージを掴んでから有料プランへ移行するのも一つの方法です。導入を検討されているオーナーの方は、公式サイトでデモ画面を確認したり、問い合わせフォームから相談してみることをおすすめします。
なお、予約の一元管理や顧客データの蓄積・活用を重視するサロンには、美容業界に特化した統合管理システム「ビューティーメリット」も選択肢として検討に値します。自店の経営方針や将来ビジョンに合わせて、最適なシステムを選んでいきましょう。
よくある質問(FAQ)
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